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作品撮りについて想うこと

今日は素敵な写真の撮られ方シリーズはちょっとお休みして、「作品撮りについて」書きます。


10年くらい前に、季節の移り変わりや、日常の中で見つけた美しい瞬間を撮る楽しさで写真にはまった私。その頃は今のようにポートレートを撮るようになるとは、思っていませんでした。友人から撮って、と気軽に頼まれたことがきっかけで徐々に撮り始め、もっと上手く撮れるようになりたいと思いながら、今に至っています。


そしてこの夏休みの間に少し転機もあり、作品撮りをしたいと思い始め、現在沸々と湧き出てくるイメージを書き留めながら構想を考えています。そんな最中、ある写真展で賞をいただくという連絡をいただきました。その写真はその方の撮られたいイメージを打ち合わせして、その日の空気や光などを感じて撮影し、現場でやりきれなかったことを、photoshopでレタッチして仕上げた作品です。


レタッチについては別項目で改めて取り上げたいと思っていますが、私は通常のポートレート撮影でも、撮ったままお渡しすることはほぼなく、必ずレタッチという作業を入れています。レタッチは私にとって写真の一過程としてとても重要な作業になり仕上げています。

ただご依頼をいただいて撮影する時は、自分の中で作品作りという意識はなく、「この人に喜んでもらいたい」そう思って撮るのですが、そこには明るさ、色温度、明暗バランスなどの調整、自分の感性が入ります。そして撮影した後にもう一度、冷静な視点でチェックしてセレクトしてレタッチを入れる。よく考えてみるとこれも作品作りと同じだわ、と改めて思ったのでした。


この写真はその受賞作品ではないのですが、この日は真冬の鎌倉の海をバックに、のびやかな自然体で可能性をいっぱい感じているせっちゃんを撮りたかった。そして時折光芒が美しく降りてくる瞬間を待っていました。キラキラのレタッチを入れた作品は、また改めてご紹介しますが、今日はこの機会を与えてくれたせっちゃんに心からの感謝を込めて、記念に書きました。せっちゃん撮らさせてくれてありがとう❤️



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