冬のパリに行ってきました。思いの外晴天の日々でしたが、ラストの日だけ大好きなブルーグレーの霧に覆われた空。静寂でシックな世界でした。
パリで何を撮るのか、テーマも決まらないまま、行きたい場所だけGoogleマップのマイプレイスに入れて、ただ目の前に出会ったものを撮ってきました。
偶然が必然のように感じたり、
曖昧な中にこそ真実が見えたり、
流れていく時の中の一瞬さした光が美しかった。
そんな儚いような美しさに惹かれるのです。
なぜ写真を撮るんだろう。と問うた時、敬愛する神父様の言葉が聞こえてきました。
「人生の意味を考えるより、意味のない人生を大切に生きる」
目の前の美しい瞬間を大切に切り取っていく中で、自分らしい世界が見つかる気がしました。
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