「わ~撮って~!楽しい❤️」という方は少数。特にフォトグラファーにレンズを向けられた時、身構えてしまう人が大半だと思います。実は私自身がそうでした。いつも照れ笑いで誤魔化していました。そんな私が撮る側になって、撮られ慣れているモデルさんや、また逆にとても苦手だという方を撮ってきて、その違いがよくわかりました。誰でも「素敵に撮られたい」「実際よりちょっといい感じに写って欲しい」そう思うわけです。でも実際にどんな風に写るのかが見えないので不安なんです。だからその不安が写ったり、照れ笑いしたりしてしまうのです。撮られ慣れているモデルさんは、この角度でこうすればこうなっているという経験値があるので、どういう自分が写っているか大体は想像できるのです。
まず私がお伝えしたいのは、「カメラマンを信じて」ということ。私は撮りながら必ずその方の一番素敵な角度を見つけます。そして途中途中で撮った画像をお見せしながら、理想の姿に近づいて自信を持っていただきます。ゴールがわからない、見えないことをするのは誰でも不安です。そのために事前にどんなイメージにするか打ち合わせをして、両者でゴールの共有をします。
さてここからが失敗談!実は先日、大きな学びがありました。ある方の撮影にあたりこのゴールの共有が曖昧なまま撮影に入ったため、どう撮っても私自身納得がいかず大汗をかきました。幸いにして撮れた写真は相手からOKをいただいたものの、本来の魅力を引き出せていないと思い、再度リベンジさせていただきたいとお願いしています。ある与えられた条件が私の心にブロックをかけてしまい、ゴールの共有が曖昧だったのです。相手が誰であれ、写真は共同作業。そのゴールがどちらの提案であったとしても、撮られる人と撮る人両者がしっかりとゴールを共有することの大事さを再確認しました。
Comments